前回に引き続き、Amazonでお取り寄せした月餅の食レポです。
今回は、
を実食していきます!
横浜中華街 萬珍楼 花鳳月餅
まずは、横浜中華街 萬珍楼の月餅。何を隠そう、わたくし、この中華料理店の大ファン。でも、月餅はまだ味わったことがなく。楽しみです!
では、いってみます。
花鳳月餅 南瓜小月餅
かぼちゃ餡の月餅。いんげん豆がブレンドされています。かぼちゃの甘みとねっとりしたテキスチャーがたまりません。お茶が欲しくなる味。
花鳳月餅 梅花小月餅
いんげん豆の白餡の月餅。さっぱりとした甘みとさらっとしたテキスチャー。口に入れると自然に溶ける感じで、くどくない。
花鳳月餅 菊花小月餅
蓮の実餡。いんげん豆もブレンドされています。香り豊かで、この4種類のなかでは、一番中華らしい味わい。ウーロン茶との相性も抜群です。
花鳳月餅 桜花小月餅
なんと、原材料をみると長葱が隠し味のよう。あ、味は普通にさらりとした感じのあずきこしあんですよ。
全体的に、皮がしっとりきめ細かく、和菓子に近い味わいで、日本人好きしそうな月餅たちです。サイズ的にも小ぶりで食べやすい。緑茶との相性も良いし、中秋節といわず、普段のお茶うけにも重宝しそう。
まさに日本にある中華街だからこそ、生まれた味。ほんと、中国料理って月餅に限らず変幻自在。世界中どこに行ってもその国の人の好みにあわせて作ってある。中国人のここらへんのたくましさと柔軟性は見習いたいところ。
次に、RIMTAEの2種
見て。フレーバー名がでっかく型押ししてある。こういう分かりやすさ、スキ。
広式大月餅 五仁
フルーティーな味わいがたまらない、ナッツ餡の月餅。ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、クルミ、レーズン、オレンジピール、あんず入り。糖蜜にはパイナップルとレモンを使用。皮には卵と小麦粉使っているし、なんか、これだけで完全食っぽい。ブランデーがほんのり香ります。
広式大月餅 椰蓉
いんげん豆をブレンドしたココナッツ餡の月餅。サクサク感は杏花楼のものほどではないけれど、ココナッツミルクを練り込み、舌触りはしっとり、ココナッツの香りが生きています。
この2つは、皮も厚めでしっかり、どっしりとしたつくり。いかにも中華といった見た目と味わい。ガチ中華がお好みの方は、こちらがおすすめ! 今回は私の好みでこの2種類をチョイスしたけれど、他にも、栗、はす餡、なつめ餡、あずき餡がありますよ。
ちなみに「広式」とは、「広州式」、つまり広州スタイルの月餅ですよ、という意味。日本で出回っているのは、広式またはそれよりもより皮がしっかりめの京式(北京式)が多い印象ですが、その他にも、パイ生地風の蘇式(蘇州式)、餡に肉を使った滇式(雲南式)など、地域ごとにさまざまに特色が異なる月餅が作られています。
そしてこの日のお供のお茶は、台湾烏龍茶。
学生時代の中国人の友人にいただいて、今では我が家の家宝になっているティーセットでいただきました。
やはりウーロン茶は台湾産が一番。ペットボトルのウーロン茶とは全然違います。
袋の説明書きによると、5煎まで味わえる。1枚1枚丸まった茶葉が、お湯を注ぐと開いてきます。そしてその過程でお茶の味がじわりと溶けだしてくる。
ウーロン茶と日本茶って、原料の茶葉は同じなんです。チャノキの葉って、すごく酸化しやすいから、それを止めるために、日本茶は加熱加工をするわけだけれど、その加熱工程を経ずに、チャノキの特性をそのまま生かして発酵、熟成させたものがウーロン茶であり、紅茶。
そして中国には、チャノキの葉以外の植物を原料にしたお茶がたくさんあります! ああ、世界って広い。
いかがでしたでしょうか? 2回にわたってレポートしましたが、ここで紹介したのは、ほんの一部。いろいろ食べて、飲んで、味わって、次は皆さんが食の世界を広げる番です。Good Luck!